水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

なぜ受験に革命は起きなかったのか?

受験シーズンも終わり、もうすぐ新学年度です。本来なら今年、日本の受験には大きな変化が起きていたはずでした。なぜなら昨年の今頃、日本学生支援機構がこう発表していたからです。 奨学金の貸与をしている独立行政法人・日本学生支援機構は新年度(2016年…

プルタブ集めを止める方法とその限界

らくからちゃ氏のblog「ゆとりずむ」のエントリーが話題になっています。 www.yutorism.jp 面白いので全文を(後で)読んでいただきたいのですが、雑に要約するとこうなります。 学校でアルミ缶のプルタブ集めが今も行われている。かつて、プルタブは缶本体…

ロシアが提供するポルノの社会実験

先月、9月16日付でNewsweek日本版にこんな記事が出ていました。 www.newsweekjapan.jp 記事の一部を引用すると、 ロシア政府は今週、人気ポルノサイト「YouPorn」や「PornHub」など11のポルノサイトへのアクセスを禁止した。子どもたちの健全な成長に有害だ…

当たりハズレのない世界へ

車の自動運転が実用化されれば交通事故は減ると予想されます。人が運転しないと事故が減るのはバラツキが減るためです。金と時間を費やして教習所に通って免許を取っても、人の技量には差があります。運転が上手い人慎重な人、下手な人乱暴な人。下手で乱暴…

年金の一兆円削減を目指す

消費税増税は先送りされ財政破綻はもはや不可避かもしれませんが、なるべく破綻は先送りしたい。そこで、なんとか年金支出を一兆円削減する方法を考えました。オーストラリアの年金制度にはミーンズテストがあり、一定以上の資産や収入があると支給が減額あ…

赤字国債発行に適応した人生

安倍総理は消費税増税を二年半再延期しました。延期とは言うものの、2015年に増税できず2017年も増税できないのですから、2019年もおそらく増税は無理でしょう。日本は、もう財政は再建しないと決めたのだと思います。それはつまり、これからも赤字国債を発…

自動運転の風が吹けばサカタのタネが儲かる話

自動運転が実用化されると、車は所有されず共有物になると言われています。では、共有物になると何が起きるのか? あれこれ妄想してみました。 起点としての共有化 運転が無人化されるとタクシーが安くなります。autoblogの記事には、 ドライバーの人件費が…

インフレを起こす素直な方法

28日、日銀がまたインフレ実現の時期を先送りしました。 政策目標とする2%の物価上昇の達成時期は従来の「2017年度前半」から「17年度中」に再び先送りした。 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO00197030Y6A420C1I00000/ 当初、黒田総裁は2013年4月から…

消費税増税に適したタイミングは「毎年」という話

OECDのグリア事務総長が来日し、消費税増税について以下のように発言しています。 グリア氏は会合で、経済状況の条件が整えば「2%の引き上げは予定通り完全に実施されるべきだ」とする一方、条件が許さなければ「毎年1%ずつの段階的な引き上げを2回(年)…

生活保護受給者のパチンコを減らす方法

パチンコを禁止、ではなく減らす話です。どうやって減らすか、なぜ禁止でなく減らすなのかを説明します。 まず、フードスタンプで考える 生活保護受給者に渡す金の一部をフードスタンプ(食品購入のみに使える金券)に切り替えてはどうかという意見がありま…

教育の情報を生み出す

奨学金の貸与をしている独立行政法人・日本学生支援機構は新年度から、奨学金の返済が滞っている人の率(未返済率)を、大学や専修学校など学校別に公表すると決めた。(中略)ある国立大の学長は「なぜ大学別に公表するのか理解できない。無用な順位付けにつ…

法律を守る迷惑な人たち

法律は、守らない人が多数派になると、守る方が社会の迷惑になったりします。 制限時速「40km」という看板が道路脇に立っていても、みんなが時速50kmあたりで流している時に一台だけが「いや、法律だから」といって40kmで走ると車の流れは混乱して、むしろ追…

いつのまにか、宝くじは

12月22日まで年末ジャンボ宝くじが販売されていますが、今年の年末ジャンボは、ジャンボ宝くじ史上に残る(?)変更が行われています。1等前後賞合わせて10億円の大台到達!、もありますが、もう一つ。2001年から続けてきた「1等当せん確率1000万分の1」を放…

いつか、日本からノーベル賞受賞者が出ればいいなと思う

などと言えば、「いやいやいや、受賞者たくさん出てますやん」と突っ込みが入るかもしれません。今年もお二人、生理学医学賞の大村智氏と、物理学賞の梶田隆章氏。そして昨年もお二人、共に物理学賞の赤粼勇氏と天野浩氏。アメリカ国籍の中村修二氏もカウン…

最低賃金の上げ下げで貧困はなくならない

「最低賃金を上げるべき」派と「いやいや、それは逆効果でしょ」派の論争は尽きることがありませんが、私は「上げても下げても、日本では貧困解決にならないでしょ」派です。悲観的な理由を書いてみます。 最低賃金が変えるもの 最低賃金を上げると、雇用さ…

バレンタインはどうすればハロウィンに勝てるのか

とても古い話で恐縮ですが1982年に「E.T.」という映画が公開されまして、大ヒットに釣られて私もノコノコ見に行き、ノコノコ感動してすっかりスピルバーグ氏の思う壺だったのですが、この映画の中でデリバリーピザとハロウィンのシーンがありました。多く…

不正と義務の紙一重

女子中高校生がアイプチを使って二重まぶたを作るとします。「あの子は本当は一重のクセに、アイプチで二重のフリをしている」と言われる時、アイプチは「ズル」つまり不正です。しかしアイプチ、あるいは透明テープやらファイバーを使う技法も増えて多くの…

テロとしずかちゃん

日本のアニメは、海外の放送では修正されることがあります。 アメリカではリアルな銃・流血・裸が禁止のため、「ワンピース」がそれぞれ修正されています。 タイはもっと厳しく男性の裸もアウトで、女性は水着姿や露出の多い服もダメなので、孫悟空、しずか…

羊たちの漢字

2015年の干支はヒツジということで、漢字の中にいる羊たちの姿を探してみました。 スムーズか否か:「達・遅」 「達」の旁(つくり)は元々は「大」の下に「羊」と書き、大が母羊の後脚を示し、子羊を産む様子をあらわしていました。羊が安産だったので「ス…

景気悪化が心配なので、消費税率の再引き上げを前倒しするのはどうでしょう案

2014年4-6月期GDP改定値が年率換算で-7.1%となり、世論は15年10月の税率再引き上げに懸念を強めています。 他方、政府・与党からは、麻生財務相「上げないことによって世界中からの信用が落ち、国債を売り浴びせられると、影響が見えない」、谷垣幹事長…

迷惑アレルギー

花粉症などのアレルギーが発症する理由は未だ不明だそうですが、「衛生仮説」という「清潔すぎるからアレルギーが起きるのではないか」説があります。つまり、ヒトの免疫システムは十万年・百万年の長きにわたって病原菌など凶悪な敵と戦い続けてきました。…

現金ペナルティ

11月1日から、イオンの多くの店舗でレジ袋が有料化されました。「レジ袋辞退で2円引き」から「レジ袋有料5円」へ。他のスーパーでも同様の取り組みを行っていますが、これは「導きたい方にインセンティブを置く」か「避けたい方にペナルティを置く」かの選…

新聞協会の向こうにあるもの

私たちは新聞と新聞協会に感謝すべきかもしれません。 軽減税率 導入見据え年内決着急げ 消費税率は、来年4月から8%に引き上げられるが、一方で食料品や新聞などへの負担を軽くする軽減税率の議論が進んでいないのは問題だ。30日に開かれた自公両党の軽減…

台風襲来 一方その頃、台湾では

日本 気象庁は15日午前、記者会見し「関東に接近、上陸する台風としては10年に一度の強い勢力」として、西日本から北日本の広い範囲で暴風や高波、大雨に警戒するよう呼びかけた。 日本経済新聞 2013/10/15 12:54 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG150…

国に、1000兆円貸してみる

国債の議論をするとき、そもそも借金をしているのは「国」であって、「国民」は金を貸している側だ、という主張を見掛けます。では、国民が自分の国に金を貸すとはどういうことなのか考えてみました。 N氏の国 世界の東の果てにある島々からなる「我が国」…

日雇い派遣にデイリー生活保護をセットにできませんか?

規制改革会議、派遣制度巡り意見 日雇い規制など見直しを (日経新聞 2013/10/4 17:20) http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL040TH_U3A001C1000000/ 日雇い派遣を許可・再開しようとの動きがあり、これは経済学的には正しいコトです。 「業務に繁閑があ…

お祭りテレビ

半沢直樹のドコがスゴイかの分析は他の方に任せて、私は「テレビの非日常化という印象」について書きます。 受像機の普及とともに長らくお茶の間の日常に君臨していたテレビが、ケ(日常)からハレ(祭)へ、「普段見るテレビ」から「祭りに見るテレビ」へ変わり…

機械が足りない気がする

話題の本「機械との競争」…は未読で、東洋経済onlineの著者インタビューだけ読みました。NHKスペシャル「ロボット革命」は何とか再放送を見ました。 で、確かにコンピュータや機械の進化が人の仕事を奪うのかもしれませんが、半面、技術の進歩が余りに遅すぎ…

最低賃金と公的扶助の逆ラッファー曲線みたいな感じ

以前から最低賃金について考えていたことがあり、クルーグマン氏のコラムと照らし合わせながら、頭の中を整理してみたいと思います。 クルーグマン氏のコラム全訳はコチラのblog→「P.E.S ポール・クルーグマン:あの賃金を引き上げろ」 高い最低賃金のデメリ…

正義の味方は海の向こうにいるのか

峯岸さんネタの続きでもう一つ。BBCをはじめとする海外メディアが峯岸さんの問題を取り上げていることが、ある種「嬉々として」国内で報告されています。「ほらほら世界中でこんな風に報じられている。超みっともないよ。恥ずかしいよ」と。 これは問題解決…