水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大卒の肩書を過大評価しているのは大学生なのか?

昨日に続いて就職活動アンマッチ問題の続編です。昨日に続いて、学生さん達は悪くないのでは?というスタンスになります。 低レベルな大学の学生が身の程知らずに大企業就職に固執することが就職難を招いている。一方で中小企業は求人難にあえいでおり、学生…

就職差別を解禁しよう!

今日NHKで放送された「日本の、これから・就職難をぶっとばせ!」を見ました。面白かったです。プレゼンテータ諸氏の提案は取り組むに値するものばかりでしたし、スタジオ参加者の討論も割とまっとうでした。 その中で、以前から指摘されている「アンマッチ問…

カナリアの悲鳴をかき消す騒音

【続き】余談ですが、ユーロの一員であるギリシャと異なり、円という独自通貨を持つ日本で国債危機が生じる場合、国債の暴落は円の暴落とハイパーインフレを伴うと予想されます。 富裕層はリスクを感じ始めると、資産を外貨に逃がすと同時に株や土地などイン…

国債危機の「はやさ」と「ハヤサ」

ギリシャで財政破綻懸念からソブリン(公的債務不履行)リスクが生じ、外資が一斉にギリシャ国債から逃げ出した時、「日本の国債は日本人が買っているから大丈夫」という意見がありました。アレはどういう意味でしょう。 実際、公的債務の海外保有比率が77%と高…

PISAテストで日本が韓国とか香港とかに勝てない理由

PISAテストネタ二回目です(苦笑)。前回は上海が断トツでトップを独占したモチベーションについて妄想しましたが、今回はかねてより日本を見下ろす高成績を出してきたアジア優秀国・地域と日本の差について、データを使って考えました。左グラフ(1)は読解力テ…

続・PISAテストで日本が韓国とか(ry

【続き】前篇の読解力に続いて、科学*1について見てみます。グラフ(3)と(4)の見方は前篇と同じです。科学は、とても読解に似た傾向を示しています。5位・日本の優等生比率は17%で、3位・香港(16.2%)より上、6位・韓国(11.6%)とは5ポイントも差を付けています。最上…

入試偏差値学部の逆襲

【続き】入試偏差値だけが売り物の旧学部はどうすればいいでしょう。それには、企業がもっと本音を出すことだと思います。 大学の講義や学士という肩書に何の価値も認めていない癖に、「早期の就活は学業の妨げになるから、採用活動を現状より4カ月ほど遅ら…

就職学部の本当の敵

昨日今日のエントリーについて、ちょっと追記。 就職学部(国際教養学部)は、秋田の大学のようにその路線を徹底して追求すれば、そこいらの大学の法学部とか経済学部とか、ましてや文学部といった旧学部に対して強い優位性を持つ事が出来ると思います。でも実…

就職学部 VS 入試偏差値学部

超就職氷河期の中、秋田県のド田舎にある2004年新設の公立大学「国際教養大学:Akita International University」の就職率がスゴイとココ数年評判になりました。それと相前後するように、似たような学部が雨後の筍のごとく生まれています。 2004年・早稲田大学…

PISAテスト成績1位=上海が思い出させてくれる鈴木章教授の生い立ち

2009年度PISAテストの結果が公表されました。 上記の表は、産経新聞のサイトから引用しました。 2000年以降順位を下げ続け、ゆとり教育バッシングを生んだ原動力ですが、今回は各分野とも順位を若干上げました。マスコミの報道を見ても「一安心!」といった感…

生物学者って天動説支持派なの?

猛毒のヒ素を「食べる」細菌を、米航空宇宙局(NASA)などの研究グループが見つけた。生物が生命を維持して増えるために、炭素や水素、窒素、酸素、リン、硫黄の「6元素」が欠かせないが、この細菌はリンの代わりにヒ素をDNAの中に取り込んでいた。…

エコポイント格差

先日、雑誌SPA!で面白い記事を読んだので忘れないようにメモメモ。 「神足裕司のこれは事件だ」で、エコポイントを批判的に書いているのですが、気になったのが、同制度の利用者は年齢分布に偏りがあると言う指摘です。元データにあたってみると、確かに。 最…

今どきの子供の名前は「大翔」くん・「さくら」ちゃんで間違いないのか?

毎年恒例になっている、2010年生まれの子供の名前ランキングが発表されました。 →トップ10のみをコピペました。全体についてはこちらのページを参照下さい。 表記では「男の子は『大翔』くんが4年連続!女の子は『さくら』ちゃんが6年ぶりにトップ」で、読み方…