水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

自称「愛国者」という狂気

秋葉原の家電量販店がデモ隊に取り囲まれたという話だったので、一瞬、在日中国人が「中国人相手の商売で暴利をむさぼるのはけしからん」とかいったデモでも起こしたのかと思ったのですが、さにあらず。デモ隊は日本人の自称愛国者の集団で、秋葉原の各店舗が中国国旗を飾るなど中国人にすり寄って商売しているのが「非国民的」だ、という事のようです。
店長を呼び出し「尖閣諸島は日本の領土か中国の領土か答えろ!。」などとわめいています。バカすぎる…

wikipedia:西村修平なる人物がリーダーだそうですが、こうした行動が「正義」だと本気で信じている人がいるというのは中国も日本も変わりありません。きっと彼らの頭の中では「愛国無罪(国を愛するが故の行動なのだから、何をしても正しく罪はない)」という中国人愛国者が唱えているのと同じスローガンが流れているのでしょう。あぁ日本人も中国人も同じレベルなのだなぁ、と人種差別が誤りであることを実感させられる光景です。中国人は日本企業であるイトーヨーカドーを襲撃していましたが、こちらは日本人が日本企業を襲撃するというあたり、バカの度合いが一段と増していると言えるかもしれません。
中国での暴徒の映像を見ていると、壊されたトヨタ車の所有者は中国人でしょうし、一時閉店を余儀なくされたヨーカドーの従業員も中国人ですし、「こんなことをしても困るのは仲間であるはずの中国人なんじゃないの?」と不思議に思います。逆に、秋葉原の光景を中国人が見たら「何故日本人が日本企業を??」、と彼らもさぞ困惑するでしょう。