読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

「庶民のために、食料品は消費税非課税に」という嘘

共産党をはじめとする自称・弱者の味方政党は、食料品を非課税にするべきと主張しています。
彼らの主張は、「食料品は生活必需品だから」「金持ちも貧しい者も同じ茶碗一杯の米を食べる。だから同じ金額の消費税を負担することになり、それは貧しいものに対して不利だ」といったことです。食料品を非課税にすれば弱者は得するのか?。嘘です。そんなことありません。

「食料品」の中には、塩鮭やキャベツや特売の卵も含まれますが、同時に松○牛のサーロインや雲丹や宮○県産一個一万円するマンゴーも含まれます。食料品という「雑」な言葉の中には必需品どころか超贅沢品が多数含まれてるじゃないですか。

食品は必ずしも生活必需品ではありません。松○牛を非課税にするくらいなら子供の肌着の方がよほど必需品だし、マンゴーを非課税にするくらいなら、扇風機の方が貧乏人の味方でしょう。


同じ茶碗一杯のご飯だから同じ消費税額というのもバカバカしい話です。貧乏人は特売の5kg1580円の米を食っていますが、金持ちは南魚○産無農薬有機栽培コシヒカリ5kg4980円の米を食ってます。だから、同じ量のご飯でも消費税額は3.15倍ですよ。

貧乏人の今日の晩飯は、焼鮭・きんぴら牛蒡・大根の煮付け・豆腐とわかめの味噌汁・ご飯、一人当たり400円もあれば十分でしょう。対する金持ちのディナーは、和牛のステーキ・有機野菜の温野菜サラダ・お造り・ホタテと海老の海鮮スープ・ブランド米で作った筍ご飯・デザートにメロン?、まぁどんな物を食ってるのかよく知りませんが(笑)一人3000円くらいかかってるかもしれません。仮に将来、消費税率10%のところを非課税にすると、貧乏人は40円得するだけですが金持ちは300円得します。

要するに、消費税は米を何グラム食べるかに対して払っているのでなく、今日(あるいは今月、あるいは一年間に)食費に何円使ったかに対して払っているのであり、これを非課税にすると、金持ちほど、贅沢な食事をしている階層ほど得するのです。なんて皮肉な。


逆にいえば、人は皆、自分の所得に応じた食費を使っているので、食料品に対して支払う消費税額もまた所得に比例する。そこに顕著な逆進性は現れません。贅沢な食品を買った金持ちには高額な消費税を払ってもらう事こそが「公平」になるのです。


何より不愉快なのは、食料品非課税=弱者の味方論が欺瞞だということを、「彼ら」が百も承知だということです。
もちろん共産党社民党にもいろんな議員さんがいますから、中にはお馬鹿で、この論を本気で信じている人もいるでしょう。でも、志位さんや福島さんは東大の出身ですよ。東大出てれば、消費税は食った米の重さに対して払ってるわけじゃないことくらい…わかってるでしょう。

わかっていながら食料品非課税を主張するのは、庶民(特に貧しい人)が騙されること、騙されて「やっぱり共産党は(社民党は)弱者の味方だ」と信じ込んで票が伸びることを計算しての行動なのです。ずるいよなぁ…。

更に、これは消費税率を上げたい側にとっても好都合です。消費税率を上げようとすると国民から強い批判が出ます、そこで国会紛糾の末、最後に食料品非課税を持ち出すことで「ほらね、私たちも弱者に配慮しましたよ。譲歩しましたよ。だから消費税率アップを認めてくださいね。」という交換条件に使われるのです。与党は譲歩したふりで税率アップという実を取り、野党側は譲歩を勝ち取り弱者に貢献した、存在意義を発揮したと言い張れる。両者にとって都合のいい「猿芝居・出来レース」です。


消費税は、全商品同一税率が合理的です。弱者保護は、また違う政策で行えばいいのですが、その話はまた別の機会に。