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水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

生物学者って天動説支持派なの?

猛毒のヒ素を「食べる」細菌を、米航空宇宙局(NASA)などの研究グループが見つけた。生物が生命を維持して増えるために、炭素や水素、窒素、酸素、リン、硫黄の「6元素」が欠かせないが、この細菌はリンの代わりにヒ素をDNAの中に取り込んでいた。これまでの「生物学の常識」を覆す発見といえそうだ。

http://www.asahi.com/science/update/1202/TKY201012020520.html

このニュースもそうですが、「地球は生物が生まれるのに適した環境が揃った奇跡のような星だ」といった言説を見る度に、実に納得できない気分になります。

生物の発生には水が絶対必要だ → だから水のある地球に生物は生まれた
地球にはたまたま水が豊富にあった → だから水を必要とする形式の生物が生まれた

生物学者は前者を唱えますが、因果関係逆の後者の方がずっと自然な説明に思えます。ガミラス星のように、濃硫酸の海と亜硫酸ガスの大気をもつ星では、濃硫酸を必要とする形式の生物が生まれるのではないのでしょうか?。もし地球の海が淡水なら海水魚は発生しなかったでしょう。そうなると生物学者たちは、「生物の発生には淡水が必要だ」と言い出しかねない気がします。
(水が液体で存在できる)摂氏20度前後の環境が生物に好適、という説明も、地球上に摂氏20度前後の環境が多いので、その温度を好適とする形式の生物が多く増えただけ。上記引用記事の中で、

永久凍土や深海の熱水の中など「極限環境」で生きる微生物は複数見つかっているが、

と書かれていますが、永久凍土や深海の熱水のどこが「極限環境」なのかわかりません。地表全体が90気圧500度の星があれば、それが「普通環境」なのですから、90気圧500度を快適だと感じる形式の生物が生まれて、我々を見て「1気圧20度なんて、よくそんな真空に近くて寒い中で生きていられるなー」と感心してくれるかもしれません。
「生物に6元素が欠かせない」とか「猛毒のヒ素」とか、ことごとく地球上の生物が宇宙の中心にあるかのごとく「天動説」に思えてなりません。私たちのように酸素を吸って生きている生物と、酸素が嫌いな嫌気性生物*1がいると知っているのに、ヒ素は全生物にとって猛毒なはずという前提がなぜ出てくるのか?。

この発見は、生命が環境に応じて柔軟に対応できることを示しており、地球外生命体探しでの「生命に必須な水を探す」といった「常識」も覆される可能性がありそうだ。

むしろ、生物学者が何故こんなに硬直的でジコチューなのか、そっちの方が私には謎です。

*1:正確には、大気レベル濃度の酸素に暴露することで死滅するものは「偏性嫌気性生物」と言うそうです。