水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

民主党政権の幕引き役

小沢一郎さんと言う人が、どの程度スゴイ政治家なのか、素人の私にはわかりません。「小沢先生!、小沢先生!」とすり寄ってくる代議士が大勢いると言う事は、それだけの何かがあるのでしょうが。他方、素人の私にも分かる事があります。それは、小沢一郎氏は最も総理大臣に向かない人間だと言う事です。
演説が下手クソ、討論も下手クソ、マスコミ対応はもっと下手。怒りっぽいし我慢できないし、ちょっと意に沿わない質問をされただけでムクレ返り、表情・発言・態度の全てで「僕チャンは今、とっても不機嫌なんだゾ」とアピールする姿はさながら五歳児のようです。おまけに、絵にかいたような悪人顔。水戸黄門なら確実に悪代官役専従です。以前、政党CMか何かで無理矢理な笑顔をカメラに向けていましたが、笑顔の気持ち悪さは南海キャンディーズの山ちゃんと双璧をなすレベルです。
2009年5月、民主党政権が成立する寸前に検察が騒ぎ出して代表を辞任。総理大臣にならずに済んだのは民主党にとって幸運だった、検察のおかげで民主党政権は最適なタイミングで代表交代ができたと、その時の私は思いました。(まさか鳩山氏があんなグズグズになるとは想像できませんでした。)

今回の代表選でもし小沢氏が勝てば、民主党政権最後の総理大臣になるのではないかと私は予想しています。
党内に何の調整もせずに独断独裁で政策を決め、党内から湧き上がる不満は恫喝で黙らせ、批判するマスコミには逆切れで罵詈雑言を浴びせる。国民はたちまちウンザリして支持率は奈落の底まで落ちて解散総選挙に追い込まれる、そんな展開が目に浮かびます。

野党転落が必至となった場合、民主党は求心力を失って小沢組・菅組・その他の三つ程度に分解しそうです。小沢組は当然自民党への接近を図り連立与党形成を持ちかけるでしょうが、国民から嫌われている小沢氏を筆頭とする集団が歓迎されるはずもなく、丁重にお断りされるでしょう。
総選挙となった場合に議席を増やすのは、都市部ではみんなの党、地方では自民党でしょうから、選挙後の政権は「自民・みんな」または獲得議席に依っては「自民・みんな・公明」となりそうです。

そもそも検察騒ぎがなければ、民主党政権の初代総理大臣には小沢氏が就くはずだったのですから、小沢氏は自分が「表の顔」に向かない人間だと言う自覚は全くないのでしょう。むしろ、最初から自分が総理をやっていればよかった。仕方なく代理で総理にしてやった鳩山も菅もどうしようもない役立たずでバカで下手クソで、これ以上見るに堪えない。ここはやはり、真打ちの俺が出るしかない。という認識で行動されているように見えます。

まぁ元々、小沢氏の「辣腕」のおかげで政権を獲得したらしいので、幕引きも小沢氏が担うのは、筋と言えば筋なのかもしれませんが…。

ひょっとしたら、民主党政権の余命はもう幾ばくもないと悟った上で「死ぬまでにしておきたい10の事」を考えて、第一位=「やっぱ総理大臣を経験したい」だったので、何とか駆け込みで総理大臣やっちゃおう、と思っているのかも…なんていう気もしますが。