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水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

NHKは相撲中継を中止すべきと言う「少数意見」

NHKが大相撲名古屋場所生中継を中止すると発表しました。その理由としてNHKの福地会長は「視聴者から中継を中止すべきだとの意見が連日多数寄せられている」ことを挙げています。具体的には、

先月14日から今月5日正午までに、視聴者から約1万2600件の意見が寄せられた。このうち大相撲中継の中止を求める声は約8600件(68%)、中継支持が約1600件(13%)だった。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100706-OYT1T00973.htm

とのことです。この「68%」というのは、果たして多数意見なのでしょうか?。分母となる「寄せられた意見」の総数は1万2600件。ざっくり言って我が国人口の一万分の一程度に過ぎません。1/10000の68%というのは、全人口の0.007%という計算になります。人口の0.007%の意見が、ここでは国民世論の多数の根拠として扱われているのです。
68:13と言う比率が、国民全体の意見と比例していれば問題ありません。が、NHKにわざわざ電話をしてくる人と言うのは、相撲中継について強い感情を持っている人で、「まぁ、いいんじゃないの」という程度の穏やかな感情の人は電話をしないでしょう。そして、世の中の多くの人は、この「穏やかな感情」派に属していると思われます。意志表示しなかった「真の多数派」はカウントせず、「電話をしてきた人の意見のみで多数決を取る」というのは、かなりの程度「批判派」=「この問題に強い感情を持っている人」に有利な決定方法で、国民全体の意見比率から大きく乖離している恐れがあります。というか乖離しているでしょう。

と言いつつ、相撲中継なんて私はどうでもいいです。NHKに替わってUSTREAMで中継すれば、日本の高齢者がネットの便利さに目覚める良いきっかけになるかもしれません。TBSは水戸黄門の再放送枠を一日三時間に増やせば視聴率がとれるかも。

問題は、選挙です。過去5回の参院選投票率(選挙区)は、第17回(95年)44.52%→第18回(98年)58.84%→第19回(01年)56.44%→第20回(04年)56.57%→第21回(07年)58.64% となっています。*1過去最悪だった第17回を除いても、5割台での推移になっています。
どんなに投票率が下がっても、郵便局の既得権益を守りたい・郵政の肥大化を望む「強い感情」がある人は確実に国民新党に投票に行きますし、特定の宗教に対して「強い感情」がある人も、それぞれの帰依政党に投票に行きます。選挙もまた、民主主義と言いながら、実態は「投票に行った人だけでの多数決」です。黙っている人=投票に行かない人が増えるほど、少数意見が我が物顔で議席を奪い、政策は彼らの都合で決められてしまいます。

と言う訳で、みんなで投票に行きませう。
特に若い人!!。あなたたちが黙っていると、税金は全て既得権を握っている年寄りの為に遣い尽されてしまいますよ。黙っていると、ギリシャのように成り果てた国があなた方の世代に引き渡されてしまいますよ。