水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

テレビを見る人、テレビに出る人

笑福亭鶴瓶さんがテレビ番組内で、「このあいだ、知らん人間から突然『もう中学生です。僕、もう中学生です。』と挨拶されたけど、何の事かわからなくて困った。良く聞いたら『もう中学生』という芸名の芸人だった。」という趣旨の話をしておられました。
他方、さまぁーずさんが「テレビ局などで有名人とすれ違った時、相手が自分たちの事を知っているかどうかわからないので挨拶すべきかどうか迷う。」という趣旨の話をしているのを聞いたことがあります。
この差はなんだろうと考えました。もう中学生さんが自分の知名度について自信過剰で、さまぁーずさんが謙虚、という訳ではなく、もう中学生さんは、あまり仕事が忙しくないので(失礼)テレビを見る時間は十分あって、最近テレビに少し出るようになってきた若手芸人の事もよく知っている。だから、その延長線上で「自分が知っているように、自分の事も知られているだろう」と考える。
他方、さまぁーずさんは多くのレギュラー番組を抱えてテレビに出ずっぱりでテレビを見る時間があまりなく、世間では有名だったり人気のある人や物事を自分たちは知らなかったという経験が少なからずあるのでしょう。だから、その延長線上で「自分が知らないように、この人も自分たちの事を知らないかも」と考える。

あぁ、人は自分のモノサシをついつい普遍的だと誤解してしまうんだなぁ、と思ったヒトコマでした。