水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

日本水泳連盟の恐怖政治

先日、國母選手バッシングの被害者は日本代表選手全員だと書いたばかりですが、選手潰しの被害者は更に拡大する様子です。
茶髪禁止令 シンクロ・水球・飛び込み選手らも
競泳・飛び込み・水球・シンクロナイズドスイミング・オープンウオーターなどの各競技で国際大会の日本代表選手を目指す人は、茶髪もピアスもしてはいけないのだそうです。髪の色が黒でない人間には日本代表選手の資格がないなどと、日本水連にそのような価値観を押しつける権限があるのでしょうか?。そもそもこの規則は、憲法で保証した基本的人権を侵しているのではないでしょうか?。「華美なネイル」は禁止ということは、今後選手は都度、水連の役員様に指先を差し出して、日本代表としてふさわしいネイルか華美なネイルか検査を受けるのでしょうか?。馬鹿すぎて涙が出ます。
選手の自由を奪い、私生活の域にまで介入して誰に何のメリットがあるのでしょう?。日本水泳連盟の(あるいは、その他すべての競技団体の)役割は優秀な選手の能力を伸ばすことであって、若者を自分たちの価値観に服従させ支配力を誇示する事ではないはずです。代表選手決定権を人質に、髪の色まで自分たちの思いのままにしようとする日本水連のやり方は、まるで「内申書」をちらつかせて生徒をいいなりにして悦に入る腐った中学教師のようです。
誰か、優れた水泳選手が日本国籍を棄てて他国からオリンピックなどに出場し、記者会見で「茶髪でピアスをしている私は日本では不適格者とみなされ代表選手に選ばれないので、自由を求めてこの国に移ってきました。」と言って欲しい。そして、日本水連の狂気が世界中の笑い物になって欲しい。切にそう願います。さらに、それをテレビで見ていた多くの運動能力の優れた子供たちが、自らの目指すスポーツとして水泳を捨てて他の競技を選び、日本の水泳がどんどん衰退していく日が来るのを願ってやみません。
いや、子供たちが他の競技に行けるかどうかはわかりません。問題は、この規則を他の競技団体の役員たちがどう見るかです。「こんなの馬鹿げている。私たちの競技では自由にしましょう。」と考える大人達が多数派を占めるのか、それとも「水泳連盟に後れを取ってはいけません。私たちの競技でも同様の、いやもっと厳しい規範を導入しましょう。男子は全員刈上げ!、女子もパーマは禁止です!。」という動きが広がるのか…。こ、怖い…。
スポーツ選手に自由と人権を!。そして、自らの権限を振りかざして恐怖政治を続ける北朝鮮のような腐れ競技団体が衰退していきますように。