水色あひるblog

はてなダイアリー 「mizuiro_ahiruの日記」 から引っ越しました。

(承前)紙のキップを消滅させる案

先のエントリーでSUICAを活用してラッシュアワーを解消する策を考えてみました。その続きです。
(6)紙のキップの人はどうするの?。→キップを「買う」時点ではラッシュ運賃を適用するか否かを確定できないので二重料金が使えません。なので、紙のキップは終日「ラッシュ運賃適用」とします。
でもこれは、オフピークが目的ではなく紙キップを消滅させることが目的です。SUICAなら通常運賃で済む時間でも紙キップを買うと運賃二倍。こんな馬鹿な金は払えないので紙キップ利用は激減するのではないでしょうか。(まぁ、完全ゼロにはならないでしょうけど。)その結果、膨大な紙資源が節約されます。使用済キップの回収リサイクルコストも激減します。
また、改札機もコストダウンできます。現状の改札機は「SUICA用データ処理系機器」と「紙キップ用物理機械」がセットになったWマシンです。これがデータ処理系単独になれば一台の設置コストも下がりますし、故障頻度も低下しメンテコストも下がります。
券売機も同様です。紙キップ発券用の物理機械がなくなるうえに、ジャリ銭処理機器も不要になるので相当シンプル化しコストダウンします。キップを都度都度は買わなくなるので、券売機の設置台数も減らせるかもしれません。それもコストダウンですし、スペースが余れば何かに活用できるかもかも。もちろんお年寄りの方などのため、10台中2台くらいは紙キップも使える改札機・券売機を残します。
コストダウンで鉄道事業者の収益は向上、その利益を立体交差推進とかに回してはもらえないものでしょうか。